あなたはタイで暮らすのを夢見ていますか?多くの人々がタイへの移住を希望していますが、それを支えるお金が最も大事です。あなたは確かに1~2年くらいは働かなくても暮らしていけるかもしれませんが、最終的にお金はなくなります(無制限の不労所得がない場合や、帰国後に何の収入源も得られない場合)。
金銭面の問題を解決するために殆どの若い外国人は、タイの訪問中に就職活動をします。オンデマンドで特定のスキルがあるなら雇用市場はあります。タイでの賃金は、西洋で作る額よりはるかに少ないです。なので殆どの人は帰国して資金を貯めてから一年後にタイを訪れることにします。私は、海外で6ヶ月間働き、冬の時期にタイに住むという人も知っています。既に高賃金の仕事をしている場合、最良の選択肢は、母国に戻って経費を節約する事です。
ビジネスオーナー、プロのコーチ、または国際的教師のみが、タイでお金を稼ぐ事ができます。トレーナーやコーチは通常、母国で支払われている額に近い額が支払われます。タイ(通常はバンコク)に支店を持つグローバル企業に幸運にも就職できる場合は、西洋での額を要求する事ができます(場合によってはもっと良い)。
もしタイの会社のために働くのを望むなら、母国での賃金よりはるかに少ないです。これが私が常に提案する、母国で稼いで節約し、お金を貯めてからタイに来る方が良いという理由です。もし本当にタイに住む決心をし、収入が今までよりずっと少なくなるのを気にしないのなら、タイで働くと良いでしょう。
タイに住む利点のひとつは、生活費がはるかに低い事です。住宅やシンプルなスタジオ・タイスタイルのアパートを探すなら、1ヶ月あたり150~200米ドルの家賃で簡単に見つける事ができます。食事は種類によっては1~3米ドルで買え、西洋料理なら通常は6~10米ドルくらいです。家賃は母国よりはるかに低いので、生活費のバランスを図るのには有効です。
殆どの雇用のチャンスは大都市にあります。コピピや コランタなどの小さな観光地で仕事をしたい場合は、あそらく生活を維持するために、あなた自身のビジネスを始める必要があります。
バンコク、チェンマイ、パタヤ、プーケットなどは、外国人ツーリストや駐在員に人気のある地なので、外国人が仕事を見つけるチャンスの多い場所です。外国人が多く訪れる場所ほど仕事を見つけるチャンスがあります。
以下は、タイで最も一般的な仕事のリストです。
①教える仕事(英語と国際学校)
仕事の可用性:とても高い
タイで英語を教える事は、タイに住みたい外国人にとっては最も一般的な仕事と言えます。
ですが教師職には2つのレベルがあります:民間や公的機関での英語教師と、国際学校での英語教師です。
国際学校でない英語教師
英語教師として働くのに簡単なのは、国際学校での教師ではなく普通の英語教師のほうです。こちらは適切な認定を必要としていません(申請場所により-必要とする学校もある)。学士号がなくても私立の英語学校で働く事は可能かもしれません。ESL認定も受ける必要がある場合とない場合があります。もし受けていなければ(費用はかかりますが)、タイ国内で証明書を得るためのコースを取る事もできます。
タイの学校で英語を教える場合の賃金は、1時間に250~350バーツ(7~10米ドル)です。フルタイムで働く場合、25,000-35,000バーツ(700-1000米ドル)の給料となります。
人々はこの仕事を簡単に考えますが、現実はタイの子供達の大きなクラスを受け持ち、1日に9時間を過ごす事になります。私のガールフレンドはタイの小学校で1日2時間、英語を教えましたが、疲れ果てていました。言語の障壁は、助手も無しにかなりの仕事になります。パートタイムの少子は1ヶ月に10,000~15,000バーツを稼ぎますが、プライベート指導は含まれていません。
ここは韓国、日本、台湾でもなく、1日3~4時間とか週に4~5日に数人の子供達に教えるというロマンチックなアイディアでもありません。なので、クラブでパーティーでも開いて発散しましょう。教える仕事をするなら、韓国や台湾に行って下さい。タイはその場所ではありません。
あたなたは働くでしょう。沢山。仕事が増えるほど収入は増えます。ここでクルーズなど期待しないで下さい。1日に数時間働き、そして月給30,000バーツ(約1000米ドル)をもって逃げてください。しばしば1日に7~8時間、または週6日働くことを期待されますから。
ここで、プライベートレッスンをして、もっと仕事の旨みを増やすチャンスがあります。プライベートで教えている多くの英語教師は、エキストラに沢山教えることで、50,000バーツを余分に稼いでいる人もいます。これもお金を稼ぐ方法の1つですが、マクドナルドで働く方がもっと時給が良く、タイに住んでいる事が唯一優遇される点です。
私はこれを、はっきりさせたいのです。あなたがタイに来る場合、滞在資金作りで英語教師になることを決めたら、Muay Thaiを習おう(又は、ビーチやパーティーでゆっくり過ごそう)など考えないで下さい。あなたは終日、そして週末の一部にも働かねばなりません。もしあなたがMuay Thaiを教えるために来たのなら、教える仕事時間と練習時間は一致しないのです。
国際学校の教師
あなたが母国でプロの教師だったのであれば、国際学校の教師に申請する事が可能です。これは英語教師以外の教師(科学教師、生物学教師、その他)になる事もできます。重要なのは、教師の経験と証明書があるかどうかです。
英語を話せる外国人が十分いるわけではないのです。学士号を持っていても雇用されません。このような職場のほとんどは、西側諸国の教諭認定が必要です。一般的には学士号または修士号、そしてその上にある教育学位/資格を意味ています。私は、アメリカやヨーロッパでもこれを要求されるのかどうかは分かりませんが、カナダでは少なくとも学士号4年間と、教育資格取得に2年以上です。
もしあなたがこういう国際的な仕事に就けたなら、大当たりです。あなたには75,000~150,000バーツが支払われます。タイで正常な時間帯を働き、豊かな生活を送る事ができます。ですが、もし北米、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、または他の英語圏の国で教師の経験を持っていない場合は、これらの高給の仕事を申請する事はできません。残念にもこれらの学校は殆どが国際教育ウェブサイトを通して直接雇用されているのが現状で、ローカルで広告は出していません。
心に留めておいてほしい事は、もしタイで教師をするなら、時間がかかるという事です。
②フィットネス/クロスフィット/ヨガの教師
仕事の可用性:中程度
タイでは急速にフィットネス好きな人達の拠点となっています。ストレッチ・コンディショニング、クロスフィット、ヨガを行なう事務があらゆる所にできています。もしあなたがフィットネス業界での経験があるなら、仕事のチャンスがあります。
タイガーロードのプーケットを訪れると、国際的なトレーナー/コーチ/ヨガの教師が正社員として大勢働いているのを見ます。給料面について正確には言えませんが、クライアントを持っているトレーナーなら、ちょっとしたお金を稼ぐ事ができます。
ジムでは宣伝していない独立したトレーナー達がいるのです。あなたがもしトレーナー経験があり、自分の能力に自信があり、そして仕事を得る意志があるのなら、クライアントを持つことはできます。
最大のハードルは、競争率が高いという点です。既に長年の経験があり、クライアントも持っている人と競うのです。つまり、彼らのクライアントを取ったり、新しいクライアントを見つけなければならないという事です。新しいクライアントは、他の外国人か、もしくは既にトレーナーを持っている人か、数ヶ月ダウンしていたツーリストでしょう。見つけるのが遅ければ、低迷のシーズンに運は回ってきません。勿論あなたの住んでいる地域によっても異なります。プーケットなら、景気はあまり良くないでしょう。バンコクにはもっと多くの選択肢があるかもしれません。小さな島々は厳しいと思います。
なぜなら、給与はかなり良い(教師よりは、ずっと良い)し、プライベートレッスンなら1時間当たり1000~1500バーツ(28-45米ドル)を請求することができます。ですから多くの人々がこの業界で働きたいと思っているのです。
タイには既にフィットネストレーナーやヨガインストラクターが大勢いるので、もしあなたが仕事をしたいなら、本当に目立っていなければいけません。もしフィットネス系で初心者なら、タイでその選択肢は忘れて下さい。愛情や情熱だけでは雇用されません。
私は、これらの特定の業界での経験を持つ人には勧めます。色々なジムを訪ね、直接担当者に会って雇ってもらいたい旨を伝えて下さい。
③プロフェッショナルなスキル(音楽、ダンス、美術、歌など)
仕事の可用性:穴場となる市場
タイでフィットネスのトレーナーやコーチが溢れかえっている中、専門的な教師の需要は増えているのです(特定の分野)。プーケットでは、多くの外国人の子供が学校に通い、親が子供が参加できる活動を探しています。アート、歌、学期、ダンス、さらに家庭教師の分野が求められています。
放課後の子供/ティーンエイジャーの間で人気ある分野に特化した人は、自分の能力を買ってくれる顧客を見つけられるかもしれません。実際、殆どの国際学校では特化した教師を雇い、課外活動を担当させています。そしてプライベートレッスンのクライアントが増えれば、賃金は非常に良くなります。
サッカー(フットボール)はタイでは最大のスポーツと言えます(ムエタイよりも)。もしあなたがハイレベルなコーチなら、仕事を得られるでしょう。でもサッカー(フットボール)の競争率はとても高いので、目立つ存在にならなければならない事を知っておいて下さい。
④スポーツ・セラピスト/フィジオ・セラピスト/ カイロプラクター
仕事の可用性:穴場となる市場
タイにはこれらの分野のプロはいるものの、西洋に比べるとそのレベルはまだ低いのです。もし経験と認定を取得しているなら、外国人の募集リストを目にする事ができるでしょう。
タイに住む退職者/シニア外国人(65歳以上)の数はとても多いです。彼らの多くがリハビリなどを必要としているのです。もしあなたがリハビリや理学療法に特化しているなら、仕事は見つかります。西洋人がオーナーのフィットネスやムエタイのジムを訪ねてみるのが良いです。そこで仕事を得られるかもしれません。
⑤ビジネスを開始する
仕事の可用性:低~中(又、お金が必要)
私が知る、よくあるシナリオは、ある程度年齢のいった外国人がタイに来て、若いバーガールと恋に落ちるというものです。年配者は生活に飽きてきたので、新しい妻とビジネスを始めようとします。しかし彼らはビジネスをどう始めてよいのか分かりません。それで別のレストラン、マッサージショップ、バーなどを開いて、生活費を支払っていこうとするのです。
確かに、タイでビジネスにとても成功している外国人は、何人かいます。しかし彼らは経営について良く知っているのです。タイでビジネスを計画するなら、数年間は一箇所の地域に滞在し、時間の経過と共にどんなビジネスが有効かを研究してください。
すると、ビジネス競争の狂っている点などが見えてきます。その上で何らか成果を出してみてからでないと失敗します。
新しい地で、ろくに研究しないままビジネスを立ち上げようとは思わないで下さい。
私は何百店ものレストランが開いては、わずか数年で閉じているのを見ています。成功した人でさえも、しばしば、開いた店をすぐに閉じることがあります。あなたがマーケティングやビジネスを理解しない限り、タイで店を開く事はお薦めできません。通常、レストランでも独自性(と、素晴らしい食物)がある所だけが、ここタイでうまくいっており、特に外国人に頼っている地域でです。
神様の愛のために、もう一つマッサージパーラーやバーを開こうなど止めておいて下さい。そのうちの1つは失敗しがちだからです。